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おしごと本棚

☆現在発売中の『クイック・ジャパン』87号で書評とコラムを書いています。
書評は野見山暁治氏の『続アトリエ日記』。
コラムは『少女の友展』について書きました。

よろしくどうぞ!
# by shimacinna | 2009-12-12 00:55

ちいさい秋みつけた

11月
【旅】
鬼怒川温泉→檜枝岐村
檜枝岐村は約3年ぶり。神楽もお墓も健在!
山菜料理とお湯をシンプルに楽しむ旅でした。
雨音を聞きながら旅館の部屋で「勧進帳」を観ました。
調子に乗って湯に入りまくり、湯あたりして、夜中にひとり、地味に苦しみました。
温泉の恒例行事です。
鬼怒川ではライン下り。山の紅葉と同じぐらい、船に乗る人たちも色とりどり。

12月は箱根に行く予定。
年に1度は箱根です! 嗚呼、黒卵。

大学時代の友人が岡山に引っ越したので、2人の暮らしが落ち着いた頃に
ぜひ岡山に行きたいなあと心ひそかに画策中。

【本】
『世界クッキー』(川上未映子)
# by shimacinna | 2009-11-25 12:44

ハッピーハロウィン

☆大正新版画展→懐古趣味は大好き。でもレプリカのレプリカは何だか変! 
            どこかにその時代の風が入ってるものが好きです。
            絵の真ん前で、マカロニの茹で方について激論し合うマダムたち発見。
            やっぱり花より男子! じゃなくて団子だよね!
            売店の言問団子をチラ見しつつ移動。
     ↓
 今日マチ子ちゃんのサイン会 →愛情通信のヨーコさん、GR仲間のナオターノちゃんに
                      偶然会って、ご挨拶。ぷらっと行った先で知り合いに会えると
                      「お得な感じ」と、みんなで喜びました。
                      私は「100番目の羊」派です! 翔が好き。

     ↓
  
   弥生美術館           →仕事の資料のために。この世で怖いものののひとつに
                       「誰もいない美術館」というものがあり、夢二美術館がまさに
                       それでした。黒い目の美少女たちにじっと見つめられた……。
                       怖かった……。高畠華宵の絵はエロい。エロいけど大爆笑。
                       学生の頃はあまり好きじゃなかったけど、最近好きになって
                       きました。もともと華宵の私設美術館だしね。
                       弥生美術館LOVEです。
     ↓
  新宿タカシマヤ          →東急ハンズでUGGのブーツの防水&栄養スプレーを購入。 
                       「あのUGG……」と言っただけで、ほこり取り用のブラシと
                       専用スプレーを手渡されました。便利。便利。
                       その後、旅行用の買い物こまごま。
     ↓
ハロウィンナイト           →地元でC☆ちゃんと。そういえばハロウィンだった! 
                       年に一度、みんなが堂々とコスプレ出来る日です。
                       しかしわが地元はコスプレイヤーの聖地なので、
                       ハロウィンの人とコスプレイヤーが混ざって何だか
                       よく分からないことに。我々はおとなしくかぼちゃを
                       食べたりとかしてみました。それにしても話題が尽きず、
                       いつも不思議。ほんと不思議!
# by shimacinna | 2009-10-31 10:37

ファンタスゴマリア

☆QJ編集部のNちゃんに誘ってもらって、
少年社中のお芝居を観てきました。『ファンタスゴマリア』@座・高円寺。

座・高円寺、初めて中に入ったのだけれど、ウッディな内装は、
無国籍な雰囲気でどんな演目にもぴったりきそう。
天井も高く、照明も綺麗。
こんなところでお芝居を出来たら楽しいだろうなーという感じでした。
座席もなだらかな傾斜になっていて、とっても観やすかった。

お芝居の舞台は1900年のイギリス。
シャーロック・ホームズ&ワトソンは出てくるは、
作者のコナン・ドイルも出てきちゃうし、奇術師、パリ万国博覧会と、
好物な世界観が目白押しでした!
ホームズのチェック柄×マントは、永遠のツボですね。

ミラクルな世界に浸ったあとは、Nちゃんお薦めのもつ鍋屋さんで乾杯。
お鍋がおいしい季節です。秋です。

週末は桧枝岐村に行ってきます。寒さ対策は万全に。
# by shimacinna | 2009-10-30 15:21

MJMJMJ

観てきました。
幻のロンドン公演のリハーサル風景を収録した『This is it』。
初日ということもあり、劇場は大混雑。
21時25分からの回のチケットが何とか取れたのだけれど、
ほぼ満席状態でした。

マイケルに関しては、ものすごく完成されたPVの数々か、
『とくダネ!』経由のゴシップネタでしか触れたことがなかったので
今回初めて、「マイケル・ジャクソンという人間」を観ました。

ところで、突然話題は自分のことに変わるのだが、
音楽をしている人の話を言葉に変換するのは、
いつもとても難しいな、と思っています。
私が音楽に求めているのは「揺らぎ」で、
聴いたときに何か「揺らぎ」が
感じられればジャンルとかはどうでも良いなーと 思っているのだけれど、
この「揺らぎ」というやつは、なにぶん目に見えないもので
そして聴くほうにとっても、この「揺らぎ」のツボというやつは
またそれぞれで。
ある人は共感だったり、ある人は発見だったり、憧憬とか、
もう無数にポイントがあるゆえに、
世に様々な音楽あり……なのだよね。きっと。
このそれぞれの「揺らぎ」ポイント、
きっと忠実に追って作っていればいるほど、言語化するのは大変難しく 、
さらにそれを文字に翻訳するのは難しいことよのう……といつも思う。
難しいから興味深いのではありますが。

でもって、マイケル・ジャクソンは、この「揺らぎ」を
内側からも外側からも眺めて、肉体表現することが可能なのだという、
本当に稀有な人だったのだなと思いました。
具体的に言うと、ちょっとしたテンポの合わせ方、
ダンスのときの静止と動きの組み合わせ方。
音という目に見えないものを、「揺らぎ」として
どうやって見せるかというアイデアを徹底的に追求していて、
その姿に心を打たれた……。
リハーサルなので、さすがに歌は目いっぱい歌ってるわけではないの。
ただ、精神的な妥協は一切感じられなくて、
彼のガチンコさゆえに、周りのミュージシャンも、ダンサーも、
個人の予想を超えた能力が引き出されることが出来ていて、
その結果がひとつのチームとして輝いていました!
そしてマイケルは(その映像で観る限り)、他者に対して
謙虚な人だった。
何でこんなに謙虚なのかな? と思ったんだけど、
やっぱり自分自身と他人の中にある「見えない揺らぎ」に対して、
ものすごく敬意を払っているから謙虚なんだろうなあ……。

ありがたいことに、ここ1ヶ月ぐらい、
人の「一生懸命」さや「真っ直ぐ」さに向き合わせていただく
機会が多いのだが、
男でもなく女でもなく、黒人でも白人でもなく(←結果的に)、
マイケル・ジャクソンは愚直なまでに世界でたった一人の存在でした!
だからキング・オブ・ポップなのね! みんなとっくに知ってるって!
そして「愚直さは人の心を打つ」という言葉が、私は
とても好きです。

マイケルの定義する「愛」は、凡人の意味する
「愛」とはずいぶん違う側面もあったのだろうけれど、
愛情深い人だったということも、よく分かった映画でした!

今まで石原裕次郎とか美空ひばりに群がるおばちゃんの気持ちが
いまいち良くわかんなかったんだけど、
「小森のおばちゃまも、なぜあんなにジェームス・ディーンに
固執していたのだ?!」と思っていたのだけど。
なんか初めて分かったような気がしたよ……。

やっぱり人間って面白い動物ですね!
うさぎじゃムーンウォーク、出来ないもの!
# by shimacinna | 2009-10-29 02:42